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個人ブログでも勝てるロングテールキーワードとは?選び方の3ステップ

当記事は、ロングテールキーワードの選び方や調べ方について解説するコンテンツです。

ブログ運営にあたって、キーワード選定はユーザーニーズを知るキモ。

とはいえ、キーワード選定の概念は初心者には結構難しいもの。

どうしても、わかりやすい単語のキーワードで記事を書いては、上位表示せず・全くアクセスも来ず、頭を抱えている人・・・いるのではないでしょうか。

そんな人に朗報なのが、ロングテールキーワード戦略です。

ロングテールキーワードで記事を書けば、弱い個人でも上位表示しアクセスを集めることができますから。

この記事では、初心者でも簡単にできるロングテールキーワードの選び方を3ステップで解説していきます!

この記事の目次

ロングテールキーワードって何?

ロングテールキーワードとは、検索意図の明確な小規模ボリュームのキーワードのことです。

ロングテールキーワードとは「ニーズの深掘りキーワード」である

検索キーワードとはユーザーの悩みの声なのですが、検索語数が少なければ少ないほどその検索意図は抽象的になります。

キーワードは深掘ると、2語・3語と語数が増えて検索意図が明確になりますよね。

その形状が恐竜のしっぽに似ていることから「ロングテール(長いしっぽ)」と呼ばれているんですね。 

これが、ロングテールキーワードです。 

ニーズを深ぼると検索語数が増える

キーワードの語数は「何の話?どうしたいい?どうやって?」といった具合に、語数が増えるほどにどんどん詳しくなっていく。

その記事のテーマキーワード、つまり「なんの話?」を軸に、「どうしたいか?」「どうやって?」の部分を追加していくと自ずと検索語数は増えます。

他にも主題である「what」に当たるキーワードを軸に、2語目以降に when・where・who・why・howの要素を加えていくことで検索意図が明確になります。

より具体的になるほど語数が増えてロングテールキーワードになりますね。

検索語数が増えると検索意図が明らかになる

キーワードの深さと検索ボリューム、検索意図の関係性

検索語数が増えると検索意図が明確、かつ具体的になり、その分検索ボリュームが少なくなりライバルも少なくなります。

ロングテールキーワード以外のキーワードの種類

ロングテールキーワード以外にも、サイズ感の大きいミドルキーワードやビックキーワードがあります。

上の図のように、単一キーワードのものは、検索ボリュームが高くビッグキーワードになりがちです。

語数を増やし、2語の複合キーワード(ミドルキーワード)になってくると、ビッグキーワードより若干検索意図が明確になります。

そして、スモールキーワードというのが、いわゆるロングテールキーワードです。

  • 検索語数が多い
  • 検索ボリュームが少ない 

このような特徴があります。

念のためほかのキーワードでも例を出しておきます!

ビッグキーワードミドルキーワードロングテールキーワード
マンションマンション 東京都マンション 東京都 ペットOK
腰痛腰痛 治したい腰痛 治したい 骨盤ベルト
出会い出会い アプリ出会い アプリ ランキング
ニキビニキビ 治療ニキビ 治療 レーザー
ビッグ・ミドル・ロングテールキーワードの具体例の表

ロングテールキーワードのメリット

ロングテールキーワードは個人のブログやメディアで戦うなら、ぜひ選定してほしいキーワードです。

なぜなら、弱者の戦略的にメリットがたくさんあるから。

1つ1つ説明していきます。

メリット①ネタを見つけやすい

ロングテールキーワードは無数に存在するのでネタを見つけやすい点があります。

ブログをやってると、どうしてもネタ切れになって何の記事を書いていいかわかんなくなることってありますよね。

記事毎に大きなテーマを取り扱ってれば、そりゃあネタもいつか尽きます。

「ああ・・・これ前も書いたな・・・」 「どうしよ、なに書こ・・・」

とパソコンを開いてから、1時間悩んだあげくタイムアップで1文字も書かずに終わる。

そんなことも、しばしばなはず。

これって記事のテーマも細かく分散すれば、無数にネタなんてあります。

それがロングテールキーワードなんですね。

メリット②書くことが分かりやすい

ロングテールキーワードは、書くことがわかりやすいので、初心者向きです。

普通であれば、初心者はわかりやすいキーワードを選定してしまいます。

たとえば「ダイエット」とか「ダイエット 足」など。

でも、これらビッグキーワードやミドルキーワードは、書くべき内容が分かりにくいです。

  • ダイエットについての何を書いたらいいのか
  • 足ダイエットの何について書いたらいいのか

これらの最適解を導き出すために検索意図を網羅した記事設計をするのは、初心者にとって概念を覚えるのも、作業も重労働。

ちなみに記事設計の動画も実践レクチャーつきで出しているので、気になった方は見てみてください。

しかし、語数の多いロングテールキーワードであれば、あまり考えることなく書くべきことが、パッと思いつくでしょう。

「ダイエット 足 夏まで」このようなキーワードであれば、夏までに足を細くする方法について書けばいいのです。 

キーワードを選定をしてすぐに執筆作業に移れるのですから、ロングテールキーワードは作業効率もいいですよね。

メリット③CVR(成約率)が高い

ロングテールキーワードは書くことが具体的である故にCVR(成約率)が高くなります。 

ブログにおけるCVRとは、主にアフィリエイト広告から商品を買ってもらうことでしょう。

もしくは、メルマガに登録してもらったり、自分の商品を購入してもらったりなど、こちらの望むアクションの場合もあります。

いずれにしても、ビッグキーワードやミドルキーワードより、ロングテールキーワードで書いた記事からの方が望んだアクションは起こしてもらいやすいです。

なぜなら、ロングテールキーワードで書いた記事は、ターゲットユーザーが明確であり、内容も具体的であることからドンズバで刺さるからです。

一方、ビッグキーワードやミドルキーワードで書いた記事は、いうならば万人に受けるような記事。

上位表示すればアクセスを集められるかもしれないが、ピンポイントでズバッとささるか?といわれればそうではない。

まるで自分のためだけに書かれたかのような雰囲気が、ロングテールキーワードの記事にはあるということなのです。 

だからCVR(成約率)が高いのですね。

メリット④上位表示しやすい 

ロングテールキーワードは検索で上位を取りやすいです。

ロングテールキーワードは、いわゆるスモールキーワードに分類されるため、検索ボリュームは低く、したがってライバルが弱い場合が多い。

このライバルの隙間をぬってキーワードを選びコンテンツ制作することを、俗に「ニッチ戦略」といったりもする。

ニッチとは「隙間」という意味であり、ライバルの隙間を見つけて戦うロングテールキーワードはまさにニッチ戦略そのものなんですね。

ライバルが不在あるいは弱いキーワードを攻めるとどうなるか・・・

SEOの順位は相対評価ですから、ライバルが弱ければそれだけ上位を狙う難易度も下がるんですね。

メリット⑤ブログへのユーザー流入が安定する

ロングテールキーワードで記事を対策すると、ブログのアクセスが安定します。

たとえばビックキーワードで上位表示されれば、たくさんのアクセスが集まるので良いのですが、残念ながらメジャーなキーワードはライバルも多く、順位変動が起こりやすいです。

ビックやミドルキーワードは、わかりやすいキーワードになりがちですし、後発でどんどん記事内容をマネされて抜かされてしまいますしね・・・

そのようなサイズ感大きめのキーワードで対策された数記事で勝負していると、順位が上がったり下がったりで安定しません。

「卵は1つカゴに盛るな」という投資の世界の格言がありますが、まさに。

大きいキーワードにアクセスを依存するよりも、ロングテールキーワードで分散しておけば1つがダメになっても痛くないのです。

細かく分散してアクセスを集めた場合、一気に全ての記事が圏外に飛ぶことは稀ですし。

しかも、「ブログのアクセスの多くはロングテールキーワードからだ」というのも通説。

当ブログ移設前の旧ブログでも、やはりそうでした。

アクセスのほとんどが、ライバルの気づきもしないようなニッチなキーワードからだったんです。

このような背景からロングテールキーワードはアクセスが安定するのですね。

ロングテールキーワードのデメリットと注意点

とはいえ、ロングテールキーワードも万能ではありません。

デメリットももちろんあります。

いくつか掘り下げてみましょう。

デメリット①重複コンテンツになりがち

ロングテールキーワードは、細かいニーズを表す言葉なだけに、重複しやすい傾向がある。

たとえばこう。

「ダイエット 足 夏まで」と「夏 足痩せ 方法」

この2つのロングテールキーワードで記事を書けば、これは重複コンテンツとなる。

言葉(キーワード)は違えど、意味はほぼ同義であり、また書く内容もほぼ同じになる。

書く時期が近ければ、もしかすると重複に気づくかもしれないが、遠い昔に書いた記事なら忘れてる可能性もあるでしょう。

なにせ、「ロングテールでブログ内の記事を揃えていく」ということは、コンテンツ数はかなりの数になりうるから。※もちろんブログのジャンルやテーマにもよる

このあたりは、キーワードのグルーピング作業に慣れてる人じゃないと、どのキーワードとどのキーワードが同義であり重複するのか理解するのは至難の技だったりする・・・

この設計の部分は、私が運営する副業の学校でも、すこぶる力を入れて指導しているところなのです。

デメリット②記事の管理が大変 

ロングテールキーワードは記事数が多くなると前述しましたが、それ故に記事管理が大変な側面も・・・

  • コンテンツの重複が起こった
  • 情報が古くなった
  • 検索意図のチューニングの必要が出てきた

など・・・ブログ記事はアップしたらそれで終わりではなく、メンテも必要だったりする。

リライト作業をしつつ記事をメンテナンスするわけですが、これも記事のテーマが細かいが故に、骨の折れる作業になることでしょう。

事前に100%完結するわけじゃなくても、設計をしっかりしておけば、ある程度は防げます。

デメリット③数が必要 

いうまでもなく、数が必要です。

ロングテールキーワードは、検索ボリュームが低いですからね・・・少ない記事数ではたいしたアクセス数を集められません。

これも事前の設計で解決できる問題ではあります。

ロングテールキーワードは記事単位で対策し、その複数の記事群により団体戦でカテゴリー(ミドルキーワード)を攻略する。

そうした複数のカテゴリー(ミドルキーワード)の団体戦で、トップページで狙うべきビッグキーワードを攻略する。

このようなメディア構成を作るためにもロングテールキーワードで対策された記事は、群を成さなくてはいけない。

つまり数がいるというわけなんです。

いきあたりばったりでロングテールキーワードを選定しながら記事作成していくと、なかなかこの構成にならないですから、設計をしっかりやっておきましょう。

ロングテールキーワードの具体的な選び方3ステップ

ロングテールキーワードの具体的な選び方を3ステップにわけて解説していきます。

正直、いろいろなやり方があります・・・一概に正解が1つだけとは言いませんが、ここではわかりやすい王道の方法を紹介しますね。

①軸のキーワードを選ぶ

まず、ブログのテーマとなる軸のキーワードを選びましょう。

ダイエットのブログなら「ダイエット」

仮想通貨のブログなら「仮想通貨」

↑ などです。

これが、最終的にはそのメディア全体で攻略したいキーワードになりますね。

②複合キーワードを展開する 

次に、複合キーワードを展開していきます。

たとえばこんな感じ。

このような2語のキーワード(ミドルキーワード)は、カテゴリーで対策するとして、さらにこの複合キーワードを展開していきます。

※ちなみに今回題材のキーワード「ダイエット」はかなり大きいキーワードなので、2語の複合キーワードでもブログのトップで対策するテーマキーワードになるレベルです。

今回は「ダイエット 食事」を広げてみました。

すると3語のキーワードが拡張されましたね。

これらを記事で対策していきます。

今回だと検索ボリュームが高いので、もっと広げても良いかもです。こんな風に。

これらは、ラッコキーワードで複合キーワードを洗い出して、キーワードプランナーで検索ボリュームをみています。

③ライバル状況をチェックする

選んだキーワードはライバルチェックします。

SEOに限ったことをいえば、勝てないキーワードを選定しても、上位表示されなければその記事は見られることはありません。

では、勝てるキーワードかどうかの見分け方は・・・というと、次の2つの質問に答えてみてください。

2つの質問
  1. 検索結果に個人のブログ記事はあるか?
  2. その記事よりクオリティの高い記事は書けるか?

2つとも「YES」なら、そのキーワードでの勝機はあります。

たとえば「ダイエット 食事制限なし」というロングテールキーワードの検索結果。

これをみると、検索結果には「.jp」や「co.jp」などのドメインが立ち並んでいます。

基本的に「.jp」や「co.jp」などのドメインは個人のブログでは取りません。

whois情報(個人情報)を公開しないといけないドメインなので、企業が運営してるメディか、あるいは個人でも事業として本気で取り組んでるメディアの可能性が高いです。

つまり、このキーワードを攻略するのは難易度が高いということ。

こういう場合は、さらにキーワードを展開してライバルチェックしてみます。

検索結果下にある関連キーワードから「ダイエット 食事制限なし 高校生」を選んでみました。

すると、「.com」などの個人ブログがあっさり見つかりましたね。

このポジションなら、自分でも取って変われるのです。

ロングテールキーワードを見つけるための無料ツール 

ロングテールキーワードは、無料のツールで見つけることができます。

いくつか使いやすいものを紹介しておきましょう。

ラッコキーワード 

画像引用元:ラッコキーワード

URL:https://related-keywords.com/

これはもう、ブログやるなら必ずといっていいほど使うツールです。

サジェストキーワードを一括で洗い出せるので、とても便利。

洗い出したキーワードを一括でコピーできるので、それをキーワードプランナーに入れて、検索ボリュームをざっくり把握したりします。

キーワードプランナー 

画像引用元:キーワードプランナー

​​URL:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

Googleが提供する無料のキーワードツール「キーワードプランナー」

画面右側の「検索ボリュームと予測のデータを確認する」では任意のキーワードの検索ボリュームがみれます。

本来は広告用のツールなので、広告費をかけないと詳細な検索ボリュームは出ません。
※ざっくり「100〜1000」みたいに表示されますが、それで十分です。

左側の「新しいキーワードを見つける」では、任意のキーワードの関連する、あるいは類似する別のキーワードを洗い出すことができます。

ライバルが強い時は、これでキーワードをずらしてみましょう。

▶︎ 【実例】ブログでずらしキーワードを選定する方法|2つの軸が重要です

ウーバーサジェスト 

画像引用元:ウーバーサジェスト

URL:https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

ウーバーサジェストは、ラッコキーワードのようにサジェストキーワードを出しつつ、キーワードプランナーのように検索ボリュームも出してくれるツールです。

キーワードプランナーのようにざっくりの検索ボリュームではなく詳細な数字が出るのが特徴。

とはいえ、検索ボリュームは目安でしかないので「月間100」と出ててもアクセスが1000くることあるし、逆も然りです。

無料のプランでは1日3回までしか使えないのがデメリットですかね。

とはいえ、その他のツールで出てこないキーワードが出るときもあるので、一応チェックしてみると発見があります。

ロングテールキーワード戦略まとめ

結論、個人でブログを運営するなら・・・そして初心者ならなお、キーワードはロングテールを選ぶべき。

メリットのところで話したように、ロングテールキーワードは弱者の戦略なのです。

SEOは、企業が台頭し、アップデートですぐに順位がグチャグチャになります。

個人で戦える場所はどんどん少なくなっていますが、ロングテールキーワードはニッチ(すきま)であり、まだまだ個人でも勝機があります。

ただし、それ単体で行き当たりばったりのキーワード選定をするのでは、ロングテールキーワードは機能しません。

この記事では「団体戦」という言葉を使って説明しましたが、ロングテールキーワードは事前の戦略と設計がキモなのです。

設計や戦略に関しては「副業の学校」「オンラインビジネスの学校」にて、とことん深堀り授業しております。

興味のある方は、無料の体験授業から受けてみてくださいね!

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この記事を書いた人

YouTube12万人|副業の学校 代表3000名突破 )3社経営|本3冊出版

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