YouTube収益化の審査に落ちたときに確認すること|理由と再申請までの見直し方

公開 2026/10/16|更新 2026/10/15
YouTube収益化の審査に落ちたときに確認すること|理由と再申請までの見直し方
この記事の目次を見る読了目安 約22分
  1. YouTube収益化の審査に落ちたとき、まず確認すること
  2. YouTube Studioと通知メールで「理由」と「再申請できる日」を見る
  3. 間違いだと思うときは、21日以内に再審査を頼める
  4. 審査は「数字」ではなく「チャンネル全体」を人が見る
  5. 今の参加条件と、2027年2月からの変更
  6. YouTube収益化の審査に落ちる主な理由
  7. 再利用されたコンテンツ
  8. 繰り返しの多い、量産型のコンテンツ
  9. 顔出しなしチャンネルで起きやすいパターン
  10. コミュニティガイドラインや著作権の問題
  11. タイトル・サムネイル・説明文が誤解をまねく
  12. 審査に落ちたとき、やってはいけないこと
  13. 理由を確かめないまま、同じ状態で再申請する
  14. 登録者や再生回数を買う
  15. 「収益化を代行します」という話に飛びつく
  16. 焦って動画を全部消す、またはチャンネルを作り直す
  17. 再申請までにやっておきたい見直し
  18. 動画を一本ずつ見直して「なぜこの動画を作ったか」を書き出す
  19. 自分の声・体験・視点を動画に足す
  20. 残す・直す・非公開にする動画を分ける
  21. チャンネルの方向性を一文で言えるようにする
  22. 広告収入の前に「拡充版YPP」で小さく始める選択肢
  23. YouTube収益化の審査に落ちたときのよくある質問
  24. Q1. YouTube収益化の審査に落ちたら、いつ再申請できますか?
  25. Q2. 審査に落ちたら、動画は全部消したほうがいいですか?
  26. Q3. 顔出しなしのチャンネルは、収益化の審査に通らないのですか?
  27. Q4. AIで作った動画は、収益化できますか?
  28. Q5. 2027年2月以降に再申請すると、条件はどうなりますか?
  29. Q6. 拡充版YPPなら審査はないのですか?
  30. まとめ|落ちた理由を確かめて、一本ずつ見直してから再申請を

YouTube収益化の審査に落ちたときは、まずYouTube Studioで「どのポリシーに当てはまったのか」と「再申請できる日」を確認して、その理由に合う動画を見直してから再申請するのが基本です。

とはいえ、通知を見た瞬間は頭が真っ白になりますよね。

「登録者1,000人も再生時間も、ちゃんと条件を満たしていたのに、なんで?」

「顔出しなしだからダメだったのかな」

そんな気持ちで、夜中にスマホで検索している方も多いと思います。

夜のリビングでスマホに届いた収益化審査の結果メールを見つめて考え込む女性の横顔

YouTubeの収益化審査は、数字が届いたかどうかを見るだけのものではないんです。

では、条件を満たしているのに落ちるのはなんでだと思いますか?

この記事では、その理由と、落ちたあとに確かめる順番、やってはいけないことを順に整理していきます。

後半では、2027年2月から変わる参加条件と、広告収入より先に小さく収入を作れる「拡充版」のしくみもまとめています。

この記事で分かること
  • 審査に落ちたとき、最初に確認する2つのこと
  • 条件を満たしていても落ちる主な理由と、顔出しなしチャンネルで起きやすいパターン
  • 再申請の前にやっておきたい見直しと、やってはいけないこと
  • 2027年2月の条件変更と、拡充版YPPという選択肢

YouTube収益化の審査に落ちたとき、まず確認すること

YouTube Studioの収益化画面を開いて確認項目をチェックするノートパソコンの画面

審査に落ちたとき、いちばん最初にやることはシンプルです。

落ちた理由と、次に申請できる日を、自分の画面で確かめることです。

ここを飛ばして動画を作り直し始めると、見当違いの修正に時間を使ってしまうことがあるんですよね。

YouTube Studioと通知メールで「理由」と「再申請できる日」を見る

スマホの通知メールとパソコンのYouTube Studioを並べて見比べる手元

審査の結果は、登録しているメールアドレスとYouTube Studioの「収益化」のページに届きます。

そこには、どのポリシーに当てはまったのかが書かれています。

例えば「再利用されたコンテンツ」のように、ポリシーの名前がはっきり出ていることが多いです。

それから、再申請できる日付も同じ画面に表示されます。

再申請できるまでの期間は、YouTubeヘルプで決まっています。

初めて審査に落ちた場合は、不承認の通知メールを受け取ってから30日後に、もう一度申し込めます。

2回目以降の不承認の場合は、90日後になります。

(YouTubeヘルプ「チャンネル収益化の不承認に関するよくある質問」、執筆時点)

実際の日付は自分の画面にも出るので、あわせて確かめておくと安心です。

カレンダーに再申請できる日を書き込み、それまでの見直し予定をメモする様子

ちなみに、理由の欄が短くて「結局どの動画がダメだったの?」と感じる方も多いと思います。

動画ごとに指摘されるわけではないので、ここから先は自分でチャンネルを見直していくことになります。

だからこそ、ポリシーの名前だけはメモしておくと、後の見直しがずっと楽になりますよ。

間違いだと思うときは、21日以内に再審査を頼める

通知の理由を読んでも、どうしても当てはまらないと感じることもありますよね。

そういうときは、審査の結果が間違っていたとして、YouTubeに再審査を頼むことができます。

期限は、不承認になってから21日以内で、何回目の申し込みかは関係ありません。

再審査を頼むときは、5分未満の動画を新しく作り、そのチャンネルに限定公開で上げて送ります。

限定公開というのは、URLを知っている人だけが見られる公開のしかたのことです。

動画では、チャンネルで何を届けているのか、どこに自分の工夫があるのかを、自分の言葉で説明します。

結果は、送ってから14日以内に届きます。

(YouTubeヘルプ「YouTube パートナー プログラムへの参加停止またはお申し込みの不承認について再審査を請求する」、執筆時点)

ただ、思い当たる理由があるなら、再審査より先に動画の見直しをしたほうが結果につながりやすいと思います。

審査は「数字」ではなく「チャンネル全体」を人が見る

審査担当者がチャンネルの動画一覧・タイトル・サムネイルを見渡しているイメージ図

冒頭で「条件を満たしているのに落ちるのはなんでだと思いますか?」とお聞きしましたが、その答えがここです。

登録者数や再生時間は、あくまで「審査を受ける資格」を得るための条件なんです。

資格を得たあとは、YouTubeがチャンネルの中身を見て、収益化のポリシーに沿っているかを判断します。

収益化のポリシーの内容は、YouTubeヘルプの「YouTube チャンネルの収益化ポリシー」にまとまっています。

「資格の条件」と「中身の審査」の2段階を階段で表したシンプルな図

資格試験でいうと、受験票が届いた段階と、試験に合格した段階が別ものなのと同じなんですよね。

しかも見られるのは1本の動画ではなく、チャンネル全体です。

よく再生されている動画、最近アップした動画、タイトルやサムネイル、説明文までふくめて、「このチャンネルは何を届けているのか」が判断されます。

なので、数本だけ問題のない動画があっても、チャンネルの大部分が同じような作りだと、そちらの印象で判断されやすくなります。

今の参加条件と、2027年2月からの変更

念のため、今の参加条件も確かめておきますね。

登録者数1,000人以上+直近12か月の総再生時間4,000時間以上、または登録者数1,000人以上+直近90日間のショート動画の視聴回数1,000万回以上

(YouTubeヘルプ「YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格」、執筆時点)

ただ、この条件は2027年2月1日から、新しく参加する人向けに変わることが発表されています。

新しい条件は、過去365日の総再生時間8,000時間以上、または過去90日のショート視聴2,000万回以上です(YouTube公式ブログ、2026年8月の発表)。

登録者数1,000人という条件については、変更の発表はありません。

2027年2月1日に丸がついたカレンダーと、再生時間のメーターが上がっていくイラスト

つまり、審査に落ちて再申請の時期が2027年2月以降になると、新しい条件で見られる可能性があるということです。

とはいえ、焦って中身を直さないまま申請しても、同じ理由でまた落ちるだけなので、日付を意識しつつ見直しを優先するのが現実的だと思います。

条件の細かいところや、登録者1,000人でどれくらいの収入になるのかは、YouTube収益化の条件【2027年2月の変更対応】登録者1000人達成したら月いくら稼げるか8チャンネルのデータで公開で詳しくまとめています。


YouTube収益化の審査に落ちる主な理由

審査に落ちる主な理由を5つのアイコンで並べたインフォグラフィック

この章では、審査に落ちる理由としてよく挙がるものを見ていきます。

通知に書かれていたポリシーの名前と照らし合わせながら読むと、自分のチャンネルのどこを見直せばいいかが分かりやすくなります。

再利用されたコンテンツ

他人の動画や素材を切り貼りしただけの動画編集画面のイメージ

いちばんよく聞く理由が、この「再利用されたコンテンツ」です。

これは、他の人が作った動画や素材を、自分ならではの工夫をほとんど加えずに使っている状態のことです。

例えば、テレビ番組や他の人の動画を切り抜いてつなげただけのもの、ネットの記事を読み上げただけのもの、フリー素材の画像を並べて音楽を流しただけのもの、などが当てはまりやすいです。

ここで気をつけたいのは、「著作権フリーの素材を使っているから大丈夫」とは限らない、という点なんですよね。

「素材が使えるか」と「自分の工夫があるか」は別の話、という2つの丸を並べた図

素材を使っていいかどうかと、その動画に自分なりの価値が足されているかどうかは、別の話なんです。

自分の解説や意見、体験談、比べてみた結果などが入っていると、同じ素材を使っていても「この人の動画」として見てもらいやすくなります。

繰り返しの多い、量産型のコンテンツ

タイトルとサムネイルがほぼ同じ動画がずらりと並んだチャンネル画面

もう一つ多いのが、同じような作りの動画をたくさん並べているケースです。

テンプレートにテキストだけ差し替えた動画や、タイトル・サムネイル・構成がほとんど同じ動画が続いていると、この理由で判断されることがあります。

一本一本は問題なく見えても、チャンネル全体を並べると「どれも同じ」に見えてしまう、ということです。

ビジネス学園のメンバーからも、「毎日投稿を頑張っていたのに、それが原因かもしれないと言われて落ち込んだ」という相談をよく受けます。

毎日投稿のカレンダーの横で、動画の中身の違いを比べて考え込む女性

投稿のペースを守ること自体は、すばらしいことなんです。

ただ、ペースを優先して中身の違いが薄くなっていたなら、そこは一度立ち止まって見直す価値があります。

顔出しなしチャンネルで起きやすいパターン

顔出しなしのチャンネル(イラスト・声・手元映像)の種類を並べたイメージ

「顔出しなしだから落ちたのかな」と心配になる方も多いんですが、顔を出していないことが理由で落ちるわけではありません。

実際、顔を出さずに収益化しているチャンネルはたくさんあります。

問題になりやすいのは、顔出しなしに加えて「その人らしさ」がどこにも見えない作りになっている場合です。

例えば、機械の読み上げ音声、フリー素材の画像、ネットで集めた情報のまとめ、という組み合わせだけで作った動画は、どうしても誰が作っても同じに見えてしまうんですよね。

読み上げ音声・フリー素材・情報まとめの3つがそろうと個性が見えにくくなることを示した図

反対に、顔は出さなくても、自分の声で話していたり、自分の手元を映していたり、自分の失敗談を交えていたりすると、「この人の動画だ」と伝わります。

顔を出すかどうかより、動画の中に「作った人」が見えるかどうかがポイント、ということです。

コミュニティガイドラインや著作権の問題

著作権の申し立て通知と、ガイドラインの冊子が並んでいるイラスト

収益化のポリシーとは別に、YouTube全体のルールであるコミュニティガイドラインや、著作権の問題が影響することもあります。

過去に違反の警告を受けていたり、著作権の申し立てがついた動画を残していたりすると、それも審査で見られる材料になります。

YouTube Studioの「コンテンツ」の一覧で、著作権や制限の表示がついている動画がないかを見ておくと安心です。

タイトル・サムネイル・説明文が誤解をまねく

中身と合っていない大げさなサムネイルと、実際の動画内容のギャップを描いたイラスト

意外と見落とされがちなのが、動画の外側の部分です。

中身と合っていない大げさなタイトルや、内容と関係のないサムネイル、関係のないタグをたくさん入れた説明文などは、誤解をまねくものとして判断されることがあります。

クリックしてもらいたい気持ちは、すごくよく分かります。

でも、見た人が「思っていたのと違う」と感じる作りは、審査でも視聴者からも、評価されにくいんですよね。


審査に落ちたとき、やってはいけないこと

落ち込んだ勢いでやってしまいがちな行動に「待った」をかけるイメージ
⚠️ 注意

理由を確かめないままの再申請、登録者や再生回数の購入、「収益化を代行します」という有料サービスへの申し込みは、状況を悪くするだけなので避けておくのが安全です。

審査に落ちた直後は、どうしても気持ちが焦ります。

その焦りから選んでしまいがちな行動を、ここで整理しておきますね。

理由を確かめないまま、同じ状態で再申請する

何も変えていないチャンネル画面のまま再申請ボタンを押そうとしている手

再申請できる日が来たら、すぐにボタンを押したくなりますよね。

ただ、チャンネルの中身が前回と同じなら、同じ理由でまた落ちる可能性が高いです。

再申請の日までの期間は、待つ時間ではなく、見直しをする時間として使うほうが結果につながりやすいと思います。

登録者や再生回数を買う

「登録者1,000人販売」と書かれた怪しい広告にバツ印がついたイラスト

条件を満たすために、登録者や再生回数をお金で買うサービスがあります。

でも、これはYouTubeの「偽のエンゲージメント」に関するポリシーに反する行為です。

買った数字は審査でもマイナスに見られやすいですし、チャンネル自体に影響が出るおそれもあります。

しかも、実際に動画を見てくれる人が増えるわけではないので、収益化できたとしても再生は伸びないんですよね。

「収益化を代行します」という話に飛びつく

SNSのダイレクトメッセージに届いた「審査を通します」という勧誘文を見て警戒する女性

審査に落ちた人を狙うように、「確実に審査を通します」「収益化まで代行します」といった有料サービスの案内が届くこともあります。

ここは、私自身の失敗もあってどうしてもお伝えしたいところです。

私は以前、コンサルティングに30万円を払ったあと、連絡が途絶えてしまった経験があります。

過去の支払い明細を見ながら「確かめてから決める」とメモする手元

YouTubeの審査は、YouTubeが自分のルールで判断するものです。

外部の人が「確実に通す」と約束できるものではないので、そういう言い方をしているところは、一度立ち止まって見ておくと安心です。

焦って動画を全部消す、またはチャンネルを作り直す

動画を一括で削除しようとする画面と、立ち止まって考える女性

落ちたショックで、「全部消して一からやり直そう」と考える方もいます。

でも、全部の動画に問題があるとは限らないですし、消した動画の再生時間は条件の数字から外れてしまいます。

反対に、「ここまで頑張って作ったんだから、全部残したい」という気持ちが強くなることもありますよね。

行動経済学では、これを「サンクコスト効果」と呼びます。

たとえば、つまらないと感じている映画でも、チケット代を払ったからと最後まで見てしまう、あの気持ちのことです。

映画館で退屈そうにしながらも席を立てない人と、動画を消せない人を並べたイラスト

「消しすぎ」も「残しすぎ」も、どちらも気持ちが先に立っている状態なんですよね。

なので、次の章で紹介するように、一本ずつ理由をつけて判断していくのがいちばん落ち着いて進められます。

まずは、KYOKO先生のビジネス学園を知る

再申請までにやっておきたい見直し

この章では、再申請までの期間に何をするかを具体的に見ていきます。

どれも地味な作業ですが、ここを丁寧にやるかどうかで、次の結果が変わってくると思います。

動画を一本ずつ見直して「なぜこの動画を作ったか」を書き出す

動画一覧を印刷した紙に、一本ずつメモを書き込んでいる手元

まずは、チャンネルの動画を一本ずつ見ていきます。

おすすめなのは、それぞれの動画について「この動画で、見た人に何を届けたかったのか」を一行で書き出してみることです。

すんなり書ける動画は、中身に自分なりの狙いがある動画です。

反対に、書こうとしても言葉が出てこない動画は、素材を並べただけになっていたり、他の動画とほとんど同じになっていたりすることが多いんですよね。

一行メモが書ける動画と書けない動画を2色のマーカーで色分けしたノート

この作業をすると、通知に書かれていたポリシーの名前と、自分のチャンネルのどこがつながっているのかが見えてきます。

時間はかかりますが、次の見直しをどこから始めるかがはっきりするので、最初にやっておく価値がある作業です。

自分の声・体験・視点を動画に足す

マイクに向かって自分の言葉で解説を録音する女性の手元(顔は映らない)

「一行が書けなかった動画」を、そのまま残すなら、自分ならではの要素を足すことを考えます。

例えば、機械の読み上げを自分の声に変える、自分が試してみた結果や失敗談を加える、複数の情報を比べて自分の意見を添える、といった形です。

顔を出す必要はありません。

私自身も、YouTubeを始めたのは2016年ごろで、登録者が1万人になったのは2018年でした。

最初から伸びたわけではなく、自分の言葉で話すことに慣れるまで、それなりに時間がかかりました。

その後、2020年6月に10万人になり、今はメインチャンネルが13.5万人、セカンドチャンネルが2.1万人です(2026年8月時点)。

振り返ってみると、数字が動き始めたのは、話す内容に自分の経験がのるようになってからだったと思います。

台本づくりに時間がかかって手が止まってしまう方は、YouTube台本の書き方×AIで作業時間を半分に|KYOKO先生が教える実践ガイドも参考になるはずです。

AIは下書きの手伝いとして使い、そこに自分の体験を足していく、という使い方なら、量産型になりにくいですよ。

残す・直す・非公開にする動画を分ける

動画を「残す」「直す」「非公開」の3つの箱に仕分けるイラスト

一本ずつ見直したら、動画を3つに分けていきます。

1つめは、そのまま残す動画です。

2つめは、タイトルやサムネイル、説明文を直せば問題が小さくなりそうな動画です。

3つめは、他人の素材の切り貼りが中心だったり、著作権の申し立てがついていたりして、残しておくと判断に影響しそうな動画です。

YouTube Studioで動画の公開設定を「非公開」に切り替える操作画面

3つめの動画は、すぐに削除するより、いったん非公開にしておく方法もあります。

非公開にすればチャンネルを訪れた人には見えなくなるので、後から落ち着いて扱いを決められます。

どの動画をどれに分けたかをメモに残しておくと、再申請のあとに振り返るときにも役立ちます。

チャンネルの方向性を一文で言えるようにする

ノートの真ん中に「このチャンネルは誰に何を届けるか」と一文で書かれたページ

審査ではチャンネル全体が見られるので、「このチャンネルは誰に、何を届けているのか」が伝わることも大切です。

料理の動画、雑学の動画、ゲームの動画がばらばらに並んでいると、見る人も審査する人も、チャンネルの中身をつかみにくくなります。

「〇〇で悩んでいる人に、〇〇を届けるチャンネル」と一文で言えるかどうか、一度試してみると整理しやすくなります。

方向性がなかなか決まらないときは、YouTubeチャンネルの方向性が決まらない原因と、正しい決め方【3ステップ】で決め方を順番にまとめています。

ばらばらのジャンルの動画が、一つのテーマにまとまっていくビフォーアフター図

それから、審査に落ちたことをきっかけに「そもそも再生が伸びない」という悩みに気づく方も多いです。

そういうときは、YouTube再生回数が増えない本当の理由と、チャンネルを復活させる5つの方法や、YouTubeが伸びない本当の原因|挫折する前に知っておきたいこともあわせて読むと、どこでつまずいているのかが見えやすくなります。

広告収入の前に「拡充版YPP」で小さく始める選択肢

広告収入までの長い階段の途中に、メンバーシップやショッピングの踊り場がある図

最後に、審査に落ちたあとに知っておくと気持ちが楽になるしくみを紹介します。

審査に落ちると「広告収入がもらえない=収益化は失敗」と感じがちですが、YouTubeには広告収入より手前の段階で収入を得られるしくみもあるんです。

それが、「拡充版YPP」と呼ばれる参加の形です。

登録者数500人以上、直近90日間に公開動画3本以上、さらに直近12か月の総再生時間3,000時間以上 または 直近90日間のショート動画の視聴回数300万回以上

(YouTubeヘルプ「拡充版 YouTube パートナー プログラム」、執筆時点)

この段階では広告収入は対象外ですが、メンバーシップやSuper Thanksといった視聴者からの応援や、ショッピングの機能から始められます。

しかも、こうしたファン向け機能やショッピングの参加条件は、2027年2月の変更の対象にはなっていません。

視聴者がSuper Thanksで応援してくれる通知と、それを見て喜ぶ女性の手元

もちろん、拡充版でもポリシーの審査はあるので、ここまでお話しした見直しは同じように必要です。

ただ、「応援してくれる人がいる」という手ごたえを先に感じられると、広告収入の条件を目指すあいだも続けやすくなると思います。

✅ CHECK
  • YouTube Studioで落ちた理由(ポリシー名)と再申請できる日をメモした
  • 動画を一本ずつ見て「何を届けたかったか」を一行で書き出した
  • 残す・直す・非公開にする動画を分けた
  • チャンネルの方向性を一文で言えるようにした
  • 拡充版YPPの条件と、自分の今の数字を見比べた

YouTube収益化の審査に落ちたときのよくある質問

最後に、審査に落ちた方からよく聞かれる質問をまとめておきます。

Q1. YouTube収益化の審査に落ちたら、いつ再申請できますか?

YouTube Studioの収益化ページに再申請可能日が表示されている画面

初めての不承認なら、通知メールを受け取ってから30日後に再申請できます。

2回目以降の不承認なら90日後で、実際の日付はYouTube Studioの「収益化」のページでも確かめられます。

その日までの期間を、動画の見直しにあてると次につながりやすくなります。

Q2. 審査に落ちたら、動画は全部消したほうがいいですか?

動画を全部消すボタンの前で首をかしげる女性のイラスト

全部消す必要はないと思います。

問題のない動画まで消すと、条件の数字である再生時間も減ってしまいます。

一本ずつ見直して、残す・直す・非公開にする動画に分けていくほうが、落ち着いて進められます。

Q3. 顔出しなしのチャンネルは、収益化の審査に通らないのですか?

手元だけを映した料理動画や、イラストと声で解説する動画のサムネイル例

顔出しなしでも審査に通るチャンネルはたくさんあります。

見られているのは顔の有無ではなく、動画に作った人ならではの工夫や視点が入っているかどうかです。

自分の声で話す、自分の体験を入れる、といった形で「その人らしさ」が伝わると、顔を出さなくても判断は変わってきます。

Q4. AIで作った動画は、収益化できますか?

AIで下書きした台本に、自分の体験を書き足している画面

AIを使うこと自体が、すぐに問題になるわけではありません。

ただ、AIで作った台本や音声、画像をそのまま並べただけの動画は、同じような作りが続く量産型と判断されやすくなります。

AIは下書きや作業の手伝いに使い、中身には自分の意見や体験を足していくほうが安心です。

Q5. 2027年2月以降に再申請すると、条件はどうなりますか?

2027年2月を境に、再生時間の目標ラインが上がっていくグラフ

発表されている内容では、2027年2月1日以降に新しく参加する場合、過去365日の総再生時間8,000時間以上、または過去90日のショート視聴2,000万回以上が条件になります。

登録者数1,000人については変更の発表はありません。

最新の条件は、申請する時点でYouTubeヘルプを確認しておくと安心です。

Q6. 拡充版YPPなら審査はないのですか?

拡充版YPPにもポリシー審査があることを示すチェックマーク付きの図

拡充版YPPも、参加するときにはポリシーに沿っているかどうかの審査があります。

なので、再利用されたコンテンツや量産型の動画が多いままだと、こちらでも同じ理由で通らない可能性があります。

条件の数字は低めですが、中身の見直しが必要なのは同じです。


まとめ|落ちた理由を確かめて、一本ずつ見直してから再申請を

「理由を確認→動画を見直す→方向性を整える→再申請」の4ステップを並べたまとめ図

YouTube収益化の審査に落ちたときは、まず落ちた理由と再申請できる日を確かめて、その理由に合わせて動画を一本ずつ見直していくのが、遠回りに見えていちばん確実な進め方です。

審査に落ちたことは、あなたのチャンネルに価値がないという意味ではなく、「どこを直せば届きやすくなるか」を教えてもらえた機会なのかもしれません。

見直したチャンネル画面を前に、少し晴れやかな表情でパソコンに向かう女性
KYOKO先生のビジネス学園

私も子どもを育てながら、少しずつ手探りでチャンネルを育ててきました。

焦らず、でも手は止めずに、あなたのペースで続けていけたらいいなと思います。